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原油価格の下落、天然ゴムの安値傾向でもタイヤ販売は不振?

 今年の9月から、各タイヤメーカーではタイヤの卸売価格を一斉に値上げしました。その理由は、タイヤの原料となる原油価格の高騰と、天然ゴムの高値推移。この値上げには、夏タイヤばかりではなくスタッドレスタイヤも含まれており、この時点で今シーズンのスタッドレスタイヤ市場での販売の厳しさが予測されていました。

 そして、12月に入りスタッドレス商戦は真っ盛りですが、販売ボリュームについては、やはり苦戦傾向にあるように感じられます。これは、9月に実施したスタッドレスタイヤの値上げというよりも、車販売の低迷が大きな足枷となっているようです。また、金融危機等による不況が社会全体を襲い、各家庭での財布の紐は硬く閉ざされたことも大きな原因と思われます。

 ここにきて、世界的に原油価格は下落、天然ゴムも安値傾向にあるようです。しかし、既にタイヤメーカーでは大きなダメージを受けており、即タイヤの値下げを実施して巻き返しに勤しむには、体力的な消耗の度合いから積極性は期待できないと思います。

 この不況は、一時的なものではなくある程度の期間続くのではないか、年明けから更に厳しさを増すという考え方もあるようですので、タイヤメーカーを取り巻く厳しい環境は当分続きそうです。
2008/12/05(金) タイヤ情報